ひらがなってかわいいですよね。何でもひらがなで表記してお手軽可愛いを手に入れたくなります。今仮名文字の書を練習しているのですが、どんなに書いても全く上手く書けないので、こうでも言わないと諦めてしまいそうです。ひらがなというか仮名文字なのでほぼ漢字みたいな雰囲気なのですが、それにしてもふにゃふにゃくにゃくにゃしていて苦手です。私が下手くそだから弱そうに見えるだけで、上手いともっと凛とした感じになります。私が書いた仮名は、ヨレヨレになった針金を無理矢理に整形したようなイメージ。上手い人の仮名文字は例えようが無い……上手い人が書いてるところを見て、紙に筆が吸い込まれてんのかと思う時があります。気がついたら完成してる……パティシエがホールケーキにクリームを塗る動画や、シリコンをクリームのように絞るデコレーションの動画を見るのと同じような快感が得られます。自分は書の達人を見ると、死ぬほど悔しくなります。
タイトルに「はなび」とあるのですが、正直あまり意味はありません。最近の日記タイトルが漢字ばかりでイマイチだったので、バランスを取ろうと思って適当なひらがなを書きました。受験期真っ盛りにハマった永井龍男という作家がいるのですが、短編の「花火」という作品の雰囲気が凄く好きです。短編をよく書く作家だったようで、戦時中や戦後の生活を描いた自小説のような感じですが、とにかく描写が鮮やかで自然です。この人の飾らない人物描写が好き。あぁ、せめて高3の春に出会っていれば、卒論もどきに永井龍男のこと書けたんですが……かの有名な漱石先生に必死で、その他の作家の作品を読む暇が無かったな。共テ予想問題の現代文で「往来」の一部分を読んでハマったので、問題製作者にはとても感謝しています。国語、真面目にやってて本当に良かったです。国語舐めてた中学の頃の自分に「お前は高校で国語にドはまりして文学部に行くんだぞ」と言ってやりたい。
はなび、花火と言えば、スターレイルの花火ちゃんおかしいよな、あんなん可愛すぎて死人が出ます。正直ビジュアルには惹かれなかったのですが、文節ごとに語尾を伸ばし上げる話し方が大好き過ぎて、これは引くしかない（強そうだし……）となりました。仮面の愚者は自分が「演じている」ことを自覚していると言っていましたが、星神を再生しようとしたり、あわよくば自身が星神になろうとしたりしているルアン・メェイとは真逆の立場にいるとも言えるのかなと思いました。あくまでも自分は星神に踊らされる立場なのだという、ある種諦めのようなものの上で、自分たちの快楽をただひたすらに求め続けている感じ……ミホヨの日本モチーフのキャラクターに多いですね、諦めの雰囲気。原神の放浪者も将軍も、諦めない執念みたいなものは無い。そういえば最近、進化論や哲学の授業で宗教や自己意識についての知識が少しだけ増えたので、原神やスターレイルの解像度が上がったような気がします。あー！ゲームの考察は長くなってしまうので、別のとこにまとめて書きます！書きたいものが多すぎて纏まらないな……
授業でノートいっぱいにゲームの考察書きなぐっている阿保ですが、私は絶対に今学期も成績優秀者のまま1年を終えると決めているので、とりあえず今はレポートとテスト頑張ります。天才なのでレポート今日終わりそうだ！教職を取っているので授業数がえらいことになっており、テストもレポートも信じられんほど多い絶望的状況ですが、すっきりした気分でお絵描きに没頭するために全力で討伐してきます。それはそうと実はコミティアに受かっていたので、ちゃんと締め切りまでに描き終わらなければならない。近頃全く絵を載せることができていなかったのはそのせいです。絵を描いてはいるのですが、本の内容とかあんま載せたくないなぁみたいな……しかし、このペースだと締め切りにさっぱり間に合わないので、なんとかお絵描き時間を捻出してひたすらお絵描きしたいところです。ちなみに冒頭に書いた仮名文字というのも、今作っている絵本の本文のことです。本以外に何か作りたいと思っていたのですが、テスト後も教職の集中講義と鬼バイトで泣くほど時間が無い日々が続くので、本だけ持っていくことになるかもしれません。奇跡的に時間が生まれたら、ポストカードと栞を作りたいです。正直本は一冊も売れないと思っているので、数冊、多くても十冊くらいしか作らない予定なのですが、机の上があまりにも殺風景になりそうで怖いです。まあ、そんな心配をするよりも、まずは早急にお絵描きに取り掛かれるように提出物とテストを倒します。話はそれからだ。