題名にはまったく意味がありません。授業で読んだ作品に橘が出てきたので、何となく「橘」としただけです。本当に日記に題名付けるのが苦手だ……何にでも、名前を付けると大袈裟になってしまう気がしますね。それはさておき、いつか橘をモチーフにした絵を描きたいと思っています。高校の古典の授業で、橘は過去を思う感情と結びつけて描かれるものだと教わってから、ぼんやりと絵の構想を練り続けている。タチバナという音も何となく好きです。私の苗字が橘だったら良かったのにな……

 最近肩の力が入った怪文書を書きがちなので、どうでもいいことを書く、気軽な日記を書きたいです。日記って何を書いていたんだっけ……毎日書かないとこうなってしまうので良くないです。やはり時間を作って、短くても毎日何かを残していきたい。
 橘で思い出したのですが、祖母が実家にミカンの木を植えたらしく、私が大学を卒業するくらいになれば実ができるはずだと言っていました。すでに実家には柿の木、イチジクの木、金柑の木、サクランボの木、ビワの木など、果物のなる木が多く植えられているのですが……実家を果樹園にでもするつもりなんでしょうか。でも嬉しいですね、祖母の育てたミカンはやく食べたいです。
 果物の価格にビビりまくって、一年間ほど一切果物を買わなかったのですが、昨日我慢できずに投げ売りされていた規格外のはるみというオレンジを買いました。小学校の時、給食によく出ていたオレンジはこれでした。ネーブルなどに比べてさっぱりした甘さで美味しいです。たしか、ぽんかんと清見の掛け合わせとかだった気がします……オレンジというよりも、大きめのミカンですね。香りがオレンジに近い、食べ応えのある甘めのミカンみたいな。うーん、食レポができない。農家の家系で、様々な種類の作物を食べたことがあるというのもあり、品種の味の違いには割と敏感なんですが、それを言葉にするのは難しいです。まぁ何食べても美味しいから良いか。味に違いはあれど、全部美味しいです。
 あー、柑橘類の話をしたから、叔母さん一家の作った晩白柚を食べたくなりました……叔母の嫁ぎ先が実家の何倍もデカい農家で、様々な高級ブランドの作物を育てている家なのですが、中でも私は晩白柚とトマトが好きです。年に数回、実家に送ってくれる晩白柚がマジで美味い。トマトは言わずもがな、晩白柚は異様な美味しさだと思います。皮が分厚い見掛け倒しで大して食べ応えも無いでしょ、と叔母さんは毎回言っていますが、私と妹たちがどれだけ待ち望んでいることか……最近、儲けが少ないから晩白柚と特定の品種のメロンはやめたいと言っているらしく、かなり残念です。これからは高くても果物買おうと誓いました。市場から好きな果物が消えたら泣いてしまう。